日本財団 図書館


 

処理作業も重要な作業である。

 

1.2.2 当直作業

ローカルCICの(例えば運用課の)運用当直者は、運用卓(レーダー監視卓)に24時間体制で立直する。その運用を次のようにイメージする。

1) 電話(電話、VHF)応答

当直者は電話、VHFによる利用者の呼び出しに即時応答し、情報の要求に応える。

2) レーダー監視

当直者は常時レーダーを監視し、船舶の動静、漁船の操業状況を把握する。船位通報を受理し、レーダーによる情報を提供するとともに、ディスプレイに該船のIDを付与する。危険が予測される船舶に対しては、該船を呼び出し情報提供を行う。

3) 情報の入手と処置

船舶運行者から提供される、視界情報、操業情報、漂流物、航路標識の異常等の情報を受理し、情報編集担当、関係機関、付近哨戒中の巡視船等に伝達する。

4) 電話照会に対する処置

当直者は、全ての利用者に対する受付代表窓口であり、海上交通安全情報全般に対して受け付ける。センター担当外事項であれば、関係先に電話転送を行う。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION